ハイサイ、こんにちは。

前回の記事では、スチュアート・ハイウェイを走り、途中で山火事(ブッシュファイアー)に遭遇しつつも、ようやくキャサリンに到着しました。街ではまず給油をしたのですが、今回はオーストラリアでの給油方法についての解説と、縦断3,700kmでかかった燃料代を公開します。

 

旅の概要

旅行期間 2018年4月27日〜5月5日(7泊8日)
滞在都市 台北、ダーウィン、キャサリン、アリススプリングス、ユーラーラ、クーバーペディ、ポートオーガスタ、アデレード

 

基本的な給油の流れ

日本ではガソリンスタンドと言いますがオーストラリアではペトロステーションと言います。ガソリン(Gasoline)はアメリカ英語で、ペトロ(Petrol)はイギリス英語だそうです。

また、日本のガソリンスタンドには有人とセルフがありますが、オーストラリアでは全てセルフになります。

 

給油の大まかな流れとして

  1. 駐車する
  2. 給油口を開けて給油する(日本と違い後払いです)
  3. 併設のコンビニに入って給油したスタンドの番号を伝える
  4. 言われた金額を支払う

となっています。

日本とシステムが違うので戸惑いそうですが、給油したペトロステーションでは、全て上記の流れでした。覚えてしまえば問題ありません。

また、窓拭きや洗車用の道具も置いているので、必要ならば使いましょう。

 

キャサリンで訪れたペトロステーション。奥にコンビニがあります。

 

入れたい油種のノズルをとって…

 

トリガーを引けばそのまま給油できます。今回はもちろん満タンで。

 

すると、日本と同じくメーターが回ります。今回は28.12リッター入って41.20AUD(約3,400円)です。スタンド番号が10番なので、併設のコンビニへ行って、レジで「ナンバーテン!」と言えばそれだけで伝わります。

あとは、普通に支払いするだけです。クレジットカードももちろん対応。

もちろん”入れ逃げ”は厳禁です!

 

余談1 レシートが必要か聞かれる

レジで支払いをする時、必ずといっていいほど質問されました。英語なのでギョッとしますが、ほぼ100%「レシート要るか?」という内容でした。必要であればイエスと言ってください。

 

余談2 「ナンバーアイト」は本当だった

”水曜どうでしょう”で大泉さんたちも言っていましたが、「ナンバーエイト」をオージーたちは「ナンバーアイト」と発音します。私もスタンド番号を伝える時に「エイト」と言ったら「アイト」と直されてしまいましたw

 

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オーストラリアの油種

次に迷うのが油種でしょう。こちらも最初は戸惑いましたが、慣れれば簡単でした。会社によって若干の名称の違いがありますが、数字を見ればわかります。

例えば、先ほどのキャサリンのペトロステーション(ブランドはUnited)だと以下の油種があります。

unleaded 91 日本でいうレギュラー。
unleaded E10 レギュラーガソリンにエタノールを10%混合したもので、安くて環境に良い燃料とのこと。古い車は対応していないケースも。
premium 95 日本でいうハイオク。
diesel ディーゼル。日本でいう軽油。

 

”unleaded”というのは”無鉛の”という意味で、無鉛ガソリンのことです。もっとも現在は無鉛しかないそうですが。

油種の見分け方ですが、各社で若干の名称の違いはありますが、後ろに91、95、98などの数字がついています。これはオクタン価のことで、数字が高いほどノッキング(エンジン内の打撃的な振動)を起こしにくい上等なガソリンとなります。

 

 

日本の感覚で言えば、91がレギュラーで、95、98がハイオクとなります。

ちなみに、日本(JIS規格)ではレギュラーガソリンが89以上、ハイオクガソリンが96以上と定められていますが、実際に販売されているのはレギュラーが90〜91、ハイオクが98〜100くらいだそうです。

また、E10というのはエタノールを10%混合したもので、安くて環境に良い燃料とのこと。古い車には対応していないケースもあるそうなのでご注意ください。

 

何を入れればいいのか

 

確実なのはレンタカーの明細書を確認することです。油種(Fuel)が書いています。また、給油口裏にもステッカーが貼られていました。

 

「Ethanol (E10) Fuel Suitable(E10適合)」の表記が。

 

余談ですが、この旅では基本的にunleaded 91を入れていました。レギュラーで充分だろ的な感じで。ところがブログを書くにあたって改めてレンタカーの明細書を確認すると、小さな字で「unleaded 95」と書いてましたw

まぁ、TOYOTA RAV4の主要諸元表見ても「無鉛レギュラーガソリン」とあるし、全然大丈夫でしたよ。そこまで神経質にならなくても良さそうです。

車のことは詳しくないですけど、ハイオク車にレギュラー入れても燃費が下がるくらいで、レギュラーとハイオクを混ぜても大丈夫だそうです。

 

E10を混ぜても良いのか

キャサリンではE10を入れたのですが、次のペトロステーションではE10がありませんでした。

一瞬「あれ?混ぜていいの?」というのが頭をよぎりましたが、結果、問題ありませんでした。ガソリンにエタノールを10%配合したものなので、エタノール濃度が薄くなる程度なのかな?

 

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その他もろもろ

一度だけ「ポンプ故障中、Premiumを使ってね」に遭遇しました。

もう少しで給油できると思っていても、想定外の事態も起こり得るので、なるべくこまめに給油しましょう。

 

あと、使うことはありませんでしたが、深夜も対応している支払い機(?)もありました。

 

オーストラリア大陸縦断にかかった燃料代

さて、気になるのがオーストラリア大陸縦断3,700kmにかかった燃料代です。

縦断での全ての給油を一覧にしてみました。

日付 地点 リッター AUD 引き落し額
4月28日 Katherine 28.12 $41.20 ¥3,482
4月29日 Daly Waters (記録忘れ) ¥3,575
Pamayu 22.78 $40.30 ¥3,405
Tennant Creek 15.29 $24.45 ¥2,066
Ti-Tree 27.12 $46.10 ¥3,896
4月30日 Hugh 24.69 $42.22 ¥3,596
Erldunda 8.55 $16.58 ¥1,398
5月1日 Yulara (記録忘れ) ¥4,292
Erldunda 25.41 $49.27 ¥4,160
Marla 21.11 $35.23 ¥2,974
5月2日 Coober Pedy (記録忘れ) ¥2,534
Glendambo 17.51 $28.00 ¥2,364
5月3日 Port Augusta 24.60 $35.15 ¥2,965
Adelaide 22.66 $29.44 ¥2,484
合計 ¥43,191

 

気になるそのお値段は…総額43,191円でした!高いのか安いのかわからないw

なお、引き落し額ベースで単価を出すと、1リットルあたり110円〜160円になります。

160円と高額なのはウルル(エアーズロック)への分岐地点となるエルデュンダです。あの陸の孤島みたいなところで160円と考えると、そんなもんなのかなと思います。

 

ペトロステーションのある風景

思えば今回の旅ではたくさんのペトロステーションに行きました。

砂漠の真ん中にポツンとあると思えば、地元の子どもたちが元気に遊んでいたり。道中の集落がペトロステーション(補給地点)を中心に発展していった感じも見えて面白かったです。

 

FF15に出てきそうなペトロステーション。

 

夜のペトロステーション。アボリジニの人の溜まり場になっていました。

 

レトロなスタンド。

 

お菓子の誘惑。

 

朝日を背に。

 

浮かび上がるシェルのロゴ。

 

砂漠の街のペトロステーション。

 

砂埃のステーション。

 

地の果てみたいな景色。

 

雨の給油所。

 

それでは、今回はここまで。次回はキャサリンのホテル編です!

 

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