ハイサイ、こんにちは。
オーストラリア大陸縦断の旅も3日目になりました。この日はアリス・スプリングを出発し、スチュアート・ハイウェイからいったん逸れ、ウルル(エアーズロック)観光の拠点となるユーラーラ(Yulara)を目指します。
その近くに「マウント・コナー」という巨大な一枚岩があって、道沿いにルックアウト(展望台)があったので、立ち寄ってみることにしました。
旅の概要
朝のスーパーで買い物
前日は1,000km超を走ったので、この日はゆっくり出発することにしました。泊まったホテル(エルキラモーテル)の近くにスーパーがあるので、歩いて行ってみることに。
エルキラモーテルについてはコチラ
アリス・スプリングスの朝の風景。スーツ姿の女性がいるだけで都会の香りがします笑
また、この写真のように、街なかには小さなラウンド・アバウトがたくさんありました。信号機を必要としないので良いですね。
近くのウールワース(Woolworths)。街の規模も大きいため、充実した品揃えでした。ちょっとしたショッピングセンターになっていて、いろいろなお店があったのですが、朝早かったのでまだ開いていませんでした。
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南進するには右折ポイントがあるので注意
10時すぎに宿を出発しました。ちなみに、朝食はインスタントのスープ。相変わらずちゃんとしたものを食べれていません…。
アリス・スプリングスの街を南に抜けると、巨大な岩山がありました。写真からはあまり大きさを感じられませんが、道路の直ぐ側にあるので、かなりの迫力が。
そのまま、スチュアート・ハイウェイに出て南下するのですが、スチュアート・ハイウェイをアデレード方面に行くには、途中で右折しないといけないポイントがあります。
右折ポイントはアリス・スプリングスから南に8km行ったところです。
この場所です。スチュアート・ハイウェイ(87号線)が途中で曲がっていて、右折する必要があります。ちなみに、ここを直進してしまうと、空港に向かいます。さらに直進を続けると60km先の集落まで何もないので、間違えないようにご注意ください。
ここが右折ポイントです。(右折レーンにいる時に助手席から撮影)
ここを直進して空港に行かないように注意しましょう。
朝から快晴です。音楽をガンガンにかけながら、オーストラリアの雄大な大地をドライブって贅沢ですね。
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すれ違う車には挨拶しよう
やることないので、対向車をズームでパシャリ。
街から離れると徐々に車は少なくなりますが、時折、対向車とすれ違います。道が一直線ということもあり、対向車が見えてから実際にすれ違うまで、結構な時間があります。しかも、相手の顔も意外と見えます。
“水曜どうでしょう”でも言っていましたが、すれ違う時に左手をあげて挨拶してみましょう。ちゃんと相手も返してくれます。また、相手から先に挨拶してくれることもあるので、その時はぜひ返しましょう。ちなみに、右手だと、車のフレーム(ピラー)に隠れてしまって相手に見えないので、左手がオススメです。
この挨拶、ただの慣例と思いきや実用的な意味もありそうです。というのも、一直線の単調な道が延々と続くので、どうしても眠くなる時があります。私達は4人いたので交代したり、会話して眠気を覚ますこともできますが、なかには1人のドライバーもいました。そこで、対向車が「ハーイ!」と挨拶してくれることで、ちょっとした刺激になりました。そういうこともあって対向車の挨拶が行われているのかなぁと思いました。(推測ですが)
また、スチュアート・ハイウェイを走破して、いろんな対向車に挨拶しましたが、ハンドルから左手を話さず、指だけで挨拶する人が多かったです。それが地元のやり方なのかもしれません。
景色の良いところでしばし休憩。
パノラマを撮っても見渡す限り何もありません。
地平線まで一直線です。
雄大な大地で撮影会。ここまで誰もいないと、この地を我が物にした気分です。
ウルル方面へ行くにはラセター・ハイウェイへ
スチュアート・ハイウェイからウルル(エアーズロック)方面に行くには、途中で右折して、ラセター・ハイウェイに入る必要があります。
分岐点にはエルデュンダ・ロードハウスという大きめのペトロステーション&モーテルがあるのですぐわかると思います。
縦に走っているのがスチュアート・ハイウェイ(84号線)、西に伸びているのがラセター・ハイウェイ(4号線)です。
“どうでしょう藩士”と遭遇
エルデュンダ・ロードハウスでガソリンを入れつつ昼食をとっていたのですが、稀有な出来事が。
交通の要所ということもあって、多くの客で賑わっていたのですが、見ると若い日本人男性のグループがいるではありませんか。思えばオーストラリア縦断の旅を始めて日本人はおろか東洋人すら見ていなかったので、久々の日本人が新鮮でした。
しかも、車に貼っていたお手製“どうでしょうマグネット”に反応しているではないですか!思わず話しかけると、なんと彼らもオーストラリア縦断の旅をしているそうです。
こんな荒野のド真ん中で、20年前に放送された番組企画のマネごとをしている人なんて俺たちだけだろうなぁと思っていたので、日本人、そして同じ縦断をしている藩士(ファン)たちに出会えたのは感激でした。
そういう出会いがあったのも嬉しかったですし、放送から20年経った今でも、オーストラリアの荒野をただ走るだけの旅にファンたちを駆り立てるって、(自称)旅番組として、“水曜どうでしょう”の影響力の凄さを改めて感じました。もはや恐ろしいくらいですね…。
エルデュンダ・ロードハウスを出発してウルル方面を目指します。宿泊施設が集まるユーラーラまで136km、ウルルまで157kmあります。前日に1,000km超を走ったので「130kmだから、もうすぐだね」と思うようになってきました。慣れって怖い。
マウント・コナー・ルックアウトに到着
エルデュンダ・ロードハウスから走ること139km。ようやく本記事の主題であるマウント・コナー・ルックアウト(Mount Conner Lookout)にやってきました。
ルックアウト(展望台)の場所はこちら。南側にある黒いのがマウント・コナーです。
ルックアウトと言っても、マウント・コナーまで20kmくらい距離があります。「もう少し近くに展望台を作っても良かったのでは」と思いますが、実はマウント・コナー付近は私有地(!)のため、個人で立ち入ることはできません。残念ながら遠くから眺めることしかできないのです。
そのため、マウント・コナーを眺めるには観光客用に設置されたルックアウトが実質上ベストの場所なのです。ハイウェイを少し走ると、大きく南に湾曲しているため距離的にはマウント・コナーに近づきますが、道路が低いところを走っているため遠くまで見渡せません。なので素直にルックアウトから見学しましょう。
なお、どうしても間近で見たいという方は4WDに乗って見学できるツアーもありますので、参加してみてください。
マウント・コナー拡大。
ルックアウトには予想以上に観光客がいました。歩いてどこまでも行けるようになっていますが、柵から出ないようにしましょう。
カメラで撮るとこんな感じです。肉眼だともっと大きく感じたのですが、写真にすると小さいですね。
ズームしたらこんな感じ。てっぺんが平らになっています。
これが持ってたカメラの限界!山のてっぺんに生えている木の大きさと比較すると、岩山の大きさがわかります。
標高300mとのこと。荒野の真ん中に突如現れる天空の大地。RPGだったら絶対に上に隠された街とかありますよね。
一応、トイレもあります。
さて、今回はここまで。次回はユーラーラの宿のレビューです。
ニフェーデービタン!
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