みなさま、こんにちは。

前回記事の通り、2018年のGWにオーストラリア大陸縦断を決行することになりました。ダーウィンからアデレードまでの約3,700kmを5日で走破する予定です。

日程は1週間程度の休みをとれるGWにしたのですが、運賃が高騰する恐ろしい時期です。その中で、どれだけお得な航空券がとれるか試行錯誤してみました。

  • JALマイラーなので基本的にはoneworldかLCCで考えます。
  • 価格は予約時(2018年2月)のものです。

 

沖縄からオーストラリアまでどうやって行くのか

沖縄・那覇空港は国際線も充実していますが、残念ながらアジアのみです。その他の地域に行くには成田や関空などハブ空港で乗り継がなければいけません。「水曜どうでしょう」でも新千歳ではなく成田からスタートしていましたね。

順当に考えると、JALで以下のような旅程になります。

  • 沖縄→東京(羽田・成田)→オーストラリア

ただ、この旅程だと、いったん北に行って南に行くので、どうも時間がもったいない気がします。JGC修行ならまだしもですが…。

そして、最も問題なのが、ピーク時のGWに行くこと。成田も大混雑でしょうし、そもそも航空券が高い!

ということでJAL派ではありますが、早々にJALは除外しました。

 

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目的地は地方空港

また、もう一つ考えないといけないのが、ダーウィン空港、アデレード空港という地方空港に行かないといけないという点です。どうでしょう班がロケを行った1996年当時はカンタス航空がダーウィンまで直行便を飛ばしていたようですが、現在は日本国内からの直行便はありません。

アデレード空港も同様です。そのため、オーストラリア国内(もしくは周辺国)のハブ空港から乗り換える必要があります。ちなみに、どうでしょう班はアデレードからケアンズ経由で帰ってましたね。

となると、オーストラリアのカンタス航空で絞ったほうが良さそうです。

オーストラリア国内でジェットスターに乗り換えることも検討しましたが、期待したほど安くなかったので除外しました。

 

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カンタス航空のサイトで検索

さて、改めてカンタス航空のサイトで検索します。

ここで素直に沖縄→ダーウィンと検索してはいけません。東京に行ってカンタスに乗り換える旅程しか出てきません。

そこで目を付けたのがお隣の台北です。海外発であれば、日本の連休であるGWはあまり関係ありません。カンタスのサイトから往路:台北→ダーウィン、復路:アデレード→台北で検索してみます。

すると、以下のような旅程で、往復19,800TWD(約70,000円、諸経費含まず)で出てきました。

  • 往路:台北→香港→ブリスベン→ダーウィン
  • 復路:アデレード→シドニー→香港→台北

うん、複雑な旅程だけどまずまずの金額。海外発券(台北発)にすることで金額を抑えて、台北までは安いPeachで10,000円前後で行こうという算段です。

 

でも、香港を経由しないといけないのか…

とはいえ、那覇→台北→香港と短距離を乗り継ぐのは少々めんどくさいです。

そこで香港発も検索してみました。すると、少し安い4,850HKD(約66,000円、諸経費含まず)が出てきました。

  • 台北―ダーウィン/アデレード―台北 約70,000円
  • 香港―ダーウィン/アデレード―香港 約66,000円

ところが、那覇―香港路線をPeachが撤退してしまった今、香港まで安く行く術がありません。せっかく4,000円程度節約しても、香港までキャセイドラゴンに乗って30,000円近くかけてしまったら意味がありません。ということで、香港発は却下。

その他のルートとして、チャイナエアラインが台北―ブリスベンへの直行便を飛ばしているので、チャイナでブリスベンまで行って、そこでカンタスの国内線に乗り換える方法も考えたのですが、JALマイルを貯めたいし、せっかくオーストラリア行くのでカンタスに乗りたい!ということで却下。(ただし、オチあり)

 

最終的に予約した航空券

という試行錯誤を経て、最終的に台北からオーストラリアまで1人あたり26,213TWD(98,670円、諸経費込み)で取れました!台北発なので、支払い通貨は台湾ドルになります。

旅程は以下の通りです。

 便名 出発地 到着地 飛行時間
 CX443 台北 香港 2:00
 QF98 香港 ブリスベン 8:50
 QF824 ブリスベン ダーウィン 4:20
 QF730 アデレード シドニー 1:50
 QF127 シドニー 香港 9:25
 CI924 香港 台北 1:55

台北→香港はキャセイパシフィック、香港→台北はチャイナアエアラインです。

搭乗回数は多いですが、飛行時間は片道15時間弱です。中東経由でヨーロッパへ行くよりかは楽かもしれません。

 

台北行きの航空券を別途予約

さて、上記はあくまで「台北発」の話です。

沖縄からどうにか台北まで行かなければいけません。

そこで、当初の算段通り、Peachで検索してみることに。すると往路4,780円、復路6,480円でした。手数料など諸々を含めると以下の通りです。

  • 運賃  11,260円(4,780+6,480)
  • 受託手荷物  4,000円(往復)
  • 台湾空港サービス料 1,950円
  • 支払手数料  1,080円(往復)

合計すると、1人あたり往復で18,290円!

うーん、想定していたよりだいぶ高くついたけど、しょうがない。予約した後にセールが始まって安くなることもありますが、セールを待って航空券取り損ねたら元も子もないですからね。

 

海外発券にしてこれだけ安くなった

さて、海外発券にした結果どれだけ安くなったのでしょうか。

実は、日本発の旅程は早々に選択肢から除外していたので、航空券を予約した時(2月中旬)での金額をメモしていませんでした。

そこで予約から1ヶ月ほど経った3月中旬に、比較のために改めて金額を出してみました。

*カンタス航空のサイトで同じ日程で比較。検索日は同日。

那覇発で発券した場合

  • 往路:那覇→羽田/成田→ブリスベン→ダーウィン
  • 復路:アデレード→シドニー→羽田→那覇

という旅程で、1人あたり223,000円!(諸経費含まず)

台北発で発券した場合

  • 往路:台北→香港→ブリスベン→ダーウィン
  • 復路:アデレード→シドニー→香港→台北

という旅程で、1人あたり115,145円!31,750TWD、諸経費含まず

なんと10万も違います。追加で那覇―台北間の航空券を取らないといけないですが、それでもお得です。恐るべし海外発券…。

しかも、上記の「台北発で発券した場合」は、2月に予約したものと同一日程・同一便で検索してみたのですが、45,000円ほど高くなっていました。日程が確定している場合は、安いうちに予約しないと損ですね。

沖縄からの出発だと、成田や関空ではなく台北で乗り継ぐというのも、ひとつの手だと思います。

もちろん、国内での乗り継ぎの方が安心ではありますが、なにせ台北は福岡より近いですからね。しかも桃園国際空港は国際ハブ空港。世界各地へ行くことができます。

これからも、台北発でお得な航空券を開拓してみます。

 

最後に落とし穴が!

そして今回の「オチ」なんですが。予約してから数日後、「どれくらいマイルが貯まるかな〜」と意気揚々とJALのサイトを確認。

 

 

「今回の予約クラスだと………えーっと………あれ?」

 

「ない!」

 

 

ということで、今回は積算対象外でした。

今まで、予約時に予約クラスを気にしたことなかったんですが、積算対象外は地味に凹みますね。マイルはまだしも、6回も乗るのにFOPもカウントされないのは残念です。

 

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